胡蝶語り

shioumiの日記みたいな語り まあまあ日刊

8月15日 晴れ お盆

 

お盆。

 

お盆なので帰省と旅行を兼ねて移動。ここ数日は外泊している。お気楽ご気楽な珍道中のはずだったが、台風10号の話題と動き一色で、毎日台風さまに祈るようにして移動している。

 

ニュースも台風一色。そういえば台風一色と鎧袖一触は音が似ている。似ているなと思っただけで、特に何も思いつかなかった。

 

 

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 お墓を参るのは毎年欠かさないようにしている。ご先祖さまがいなかったら間違いなく僕は存在していないので、その感謝の気持ちを一年に一度くらい表しておくべきだと考えているためだ。

 

その理屈から言えば親にもその気持ちを日々伝えるべきなのだろうが、生きている人間にはこまごまと生活があるので、感情的にそうした感謝は伝えにくいこともある。けれど、泉下の人になら気兼ねなく伝えられる。

 

僕は義理堅い人間でも、折り目正しい人間でもないと自分自身を評価していて、むしろ謙虚さに欠けるぐらいだと考えている。だから、墓参りぐらいは、押さえようとしているという思考だ。

 

お墓は死者よりも生者のためにある。死者を悼み、忘れないようにする儀式的なオブジェクトであり、自分もまた死ぬのだということを思い出させてくれる装置でもある。年に一度、死者を迎えるこの儀式風俗は、日本の個人の精神を作りあげるのに、とても重要な役割を果たしているといえる。

 

・・・たとえ、具体的な行動が、ただの宴会と区別がつかなかったとしてもだ。うん。

 

 

 

 

 

 

 

 

8月14日 晴れ "SORRY FOR THE INCONVENIENCE ......."

 

富山県から新潟県上越市までトンネルが26本あった。良くこんなに掘ったな。

 

 

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政治に関わることはあまり書きたくないけど、ぐっとくるツイートを見たので。

 

 

日本は夏休みだけど、香港では自治を求めて、空港で非暴力の戦いが続いている。

 

 

◯ ざっくりとした経緯 ◯

逃亡犯条例の改正案が香港立法会に提示、検討された。この法案は一国二制度を事実上骨抜きにするという認識から、2019年6月より香港でデモ開始。誇張ではなく100万人規模のデモへと成長した。これを受けて行政府は改正を先送りにしたものの、改正案の廃案までを目指しデモが続いている。香港は歴史的経緯から150年以上英国統治下にあったため、香港人には民主主義的な感覚が身についている。1999年の香港返還時には香港と中国本土とで、政治意識・経済的に差があったため、香港と中国とで制度を分ける一国二制度が採用された。なお、アンケートによれば、香港人は自身らを中国人だとは認識していない。

 

 

(フライトが止まり、ご不便をおかけして申し訳ない。わたしたちはいま、自分の故郷の未来のために戦っているところです)

 

ぐっときた。

 

中国警察が本土から乗り込み、地下鉄駅に催涙弾を撃ち込んだりしているため、現在香港デモは空港で行われている。外人が集まる場所でデモをすることで、世界の注目を集め、中国政府が天安門事件の再来にならないような対策だ。スマートなやり方。

 

プロ運動家が扇動しているわけでもない。自治を求めた、本当のデモだ。普通の若者が命を張っている。このため香港へのフライトが止まっているけれど、そのくらいなら安いものだと思う。

 

 

香港のデモは真に民主的で本質的な活動だと思うのだが、いまや大国になった中国を恐れて各国ともに積極的な支援は見せていない。積極的に支援できない事情も、わからなくもない。でも起こっていることは知るべきだし、情報を共有することくらいはできる。

 

ところで、見逃せないことに、日本の左翼はこの運動に対して沈黙している。左翼の旗印は庶民の自由な生活を守るものじゃなかったのか。共産党社民党などの日本の左翼が、どういう性質の団体になってしまっているか、よくわかる。期せずして香港のデモが試金石になったことは、記憶に留めておいていいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月13日 晴れ 面倒くさいことを取り入れる

 

今日は遠出をしている。

 

遠出をする前は面倒くさくてたまらなくて(だって暑い。生き物が活動していい温度じゃない)、ずっと家でネットをを触っていたいくらいだったが、遠出をしてみたらみたで、気分と視界が晴れたような気分。振り返ってみると、面倒臭いのを振り切って出てきてよかった。

 

ちょっと大げさな話になるけれど、人生をより豊かにするためには、面倒くさいことをする必要があるのではないか。

 

新しいことや、日常からはみ出ることをするのは面倒くさい。そこには変化があるが、変化を迎えるには、なにかと準備をして、頭を使って対応しなければならない。それは大変で面倒くさいことだ。

 

しかし、自分の世界を化学変化させて、自分の世界の境界を広げていくには「変化」が必要だ。変化を取り入れることで、自分の人生は豊かになっていく。

 

 

まるで大発見をしたかのように書いているけれど、実際にやったことは外出してロングドライブをしただけだったりする。小さなことから書くネタを見つけ出す視点ももっと養いたいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

8月12日 晴れ 大英博物館でマンガ展

 

夏休みが始まっている。

 

月曜日だが、レストランに行けば家族連れでいっぱいだ。

 

 

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大英博物館British Museum)でマンガ展をやっている。

 

・・・とネットで知った。

 

 

www.britishmuseum.org

 

blog.britishmuseum.org

 

フランスのルーブル美術館でも日本のマンガの原画展示があったりしたけど、今回は大英「博物館」なので、”美しさそのもの”ではなくて、マンガという文化について考察、展示がなされているようだ。

 

大英博物館は、入場がフリー(寄付の要望はある。あと確か館内ガイドが有料。1€くらい)で、館内の写真撮影が許可されている。

 

ゴッホのひまわりを始めとした名画もたくさんあるけれど、ロゼッタ・ストーンやローマ時代の石柱、水晶髑髏などが展示され、美術品の展示よりも、世界中の歴史と文化をより深く理解するための”コンテンツ”の展示に力を入れているように思える。

 

今回のマンガの展示は海外で催されるマンガ展示では最大のもので、世界中に広がっている日本のマンガが、いつ発祥で、どのように読まれているかを考察、展示している。

 

たとえば・・・

 

マンガのルーツは国際的であり、西暦1200年までさかのぼることができますが、今日の形態は、1920年代までに雑誌や新聞で連載された漫画から最初に登場しました。マンガの人気は20世紀を通じて発展し、現在では世界中に広まっています。マンガ現象はまだ拡大しており、アニメーション(日本ではアニメとして知られています)、アート、ファッション、グラフィティ、デジタルマルチメディア、ゲームが含まれています。

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マンガは数十億ポンド規模の業界であり、読者と視聴者に支えられています。日本のあらゆる年齢の人々、そして世界中でますます人気があります。スポーツから愛、ホラーから性的アイデンティティまで、何百ものジャンルがあり、誰もが楽しめる漫画があります。

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漫画の特に人気のある例は、尾田栄一郎氏による「ONE PIECE」です。これは、「Gum-Gum fruit」を食べた後に体がゴムになり、貴重な宝物、伝説のワンピースを求めて海賊船で世界を旅する少年の冒険を語っています。出版社の集英社で1997年に創刊され、現在も勢いを増しており、91冊の個別巻(単行本)を出しています。 ONE PIECEには世界中で4億4千万冊以上の部数があり、史上最高の売れ行きの漫画となり、ギネス世界記録にランクインしています。

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もともとは新聞、次に雑誌、単行本で紙に印刷されていたマンガは、現在デジタル化されており、さまざまな形式で、ほぼすべての言語で利用できます。人気があれば、そのマンガはアニメシリーズや映画になるかもしれません。

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漫画はさまざまな形式で制作されており、現在ではモバイルデバイス用に作成されたものも含まれているため、読み方を自由に変更できます(ケータイマンガ)。<中略>形式には、主に新聞や携帯電話で見られるシンプルな4コマ漫画(yonkoma)、連載漫画雑誌(shukanshi、gekkanshi)、および特定の漫画または作家の個々の本(tankôbon)が含まれます。同人誌や、独立して出版され、ファンが作成した漫画(同人誌)もあります。

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少年マンガは若い男性を対象としており、アクションとアドベンチャーに焦点を当てる傾向があり、少女マンガは若い女性を対象としており、ロマンスと人間関係に焦点を当てています。ただし、ストーリー、テーマ、主人公の性別のクロスオーバーが増加しています。少女漫画には、「男の子の愛」またはBLとして知られる男性の同性愛関係の物語を含めることができます。

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An introduction to Manga – The British Museum Blog

 より。google翻訳、一部修正

 

さらに展示では具体的な作品があげられ、分類も少年・少女漫画以外もより細かく8種に分けられている。北斎の展示や漫画の歴史も触れられていて、学術的に網羅されていて、ボリュームを感じる。なお展示キュレーターはNicole Rousmaniereさん

 

やはり人文分野の文化考察は、欧州が一番だなあと思った。サイトを読むだけで自由研究の宿題が終えられそう。(宿題ないけど。社会人だから)

 

 

 

 

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きょうのことわざ Today's Proverbs and Sayings

 

 

 

It is not fair to ask of others

what you are unwilling to do yourself

 

 

 

 

(自分がやりたくないことを他人に頼むのはフェアじゃない)

 

 

 

8月11日 晴れ 長期のTVドラマシリーズ

 

暑すぎて、昼間は部屋から出られない。

 

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長期のドラマシリーズはダレてきやすいものだ。特定の作品ではなく、一般的にそうだ、という話だけれど。

 

同じシリーズでもずっと同じ監督がやり続けるということはない。まして数年に渡って続くシリーズものとなれば、複数の監督がやるのが普通だ。

 

まして人気が出てくれば、全方位に配慮してーーたくさんの人がみるようになるからーー内容がそれとなくソフトにマイルドに変わっていくのが普通だ。それで内容が薄くなるのもよくあること。

 

「一般の人にはわかりにくい」というクレームでも入るのか、感動すべき場面では描写がやたらとゆっくりになり、いかにもなBGMが流され、内容が薄くなった分の尺を間に合わせるかのように、同じような映像が繰り返し流されたりする。

 

もともとシリーズをずっと追ってきた人間からすれば、そうした冗長さはとても残念だ。今まで集中して見てたそのドラマも、スマホゲームをやりながら片手間で観ることになってしまう。

 

 

まあ今日はその長期ドラマシリーズの最終章を見たのだけれど、これまでとは段違いの駄作に堕ちてしまっていたので残念だった。それでも凡作のレベルで踏みとどまってくれたため、シリーズ通しては、優れた作品として思い出に残すことができそうなのが嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月9日 晴れ 暑い記憶は上書きされて圧縮される

 

 

最近、”暑い”しか感想がない。

 

 

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夏は、他の季節と比べて短いと感じていた。夏の間には”暑い”と思うことが多いからだろう。

 

同じ記憶は上書きされ、脳のメモリが圧縮される。朝に家を出て”暑い”と思った時間と、30分前に”暑い”と思った時間は等価だ。上書き数が多ければ多いほど、体感時間は短くなる。

 

さらに。暑さで頭がぼうっとしている時間が長くなる。体感時間は減る。そして暑くてやる気が出ないので寝る。そうして短い夏がさらに短くなり。

 

残った短い時間を遊びにつぎ込んでしまえば、夏休み終わり間際に、宿題が真っ白なのも、むべなるかな。いや、一般論としてだけど、そういう人が多いのは頷ける。

 

 

だから夏に成果をあげるには、非動物的に生きなければならない。具体的にはクーラーをガンガン効かせ、理性を総動員して感覚をシャットアウトし、怠惰を圧し潰して機械的に繰り返す。

 

長い休みがあるからと油断をすれば、なんの成果も得られずに終わることだろう。 これは経験者の談なので、間違いない。

 

 

 

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きょうのことわざ Today's Proverbs and Sayings

 

 

Time heals all wounds

 

 

(時はすべてを癒やす)

 

 

 

 

8月7日 晴れ (写真)

 

小泉進次郎氏と滝川クリステル女史が結婚したらしい。いいカップル。

 

 

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夏ですね。

 

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Photo At : 三ヶ根 With:iPhone 6S

 

 

 

 

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きょうのことわざ Today's Proverbs and Sayings

 

 

It takes two to tango

 

 

 

(タンゴは一人で踊れない/責任はお互いさまだ)