8月23日 雨 メディアリテラシーの前提
雨が降った。
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たとえばの話、共同体同士で議論をして、意見が分かれたときに、自分の共同体の中に相手の肩を持つひとがいると話がややこしくなるけれど、合理的な理由があれば、それは自由な意見の表明の範囲内になる。
けれど、ファクトを曲げて、嘘をついてまで、相手の肩を持とうとする人がいると、これが本当に事態がややこしくなる。広まった事実誤認の訂正もしなければならないから、作業量が単純に増える。
また議論の趨勢が決まってきたときに、旗色の悪いほうが、別の大きな問題を持ち出して、議論している話題を打ち消してしまうというやり方も存在する。
これらのやり方を、旗色の悪い方が、もともとの支持者にお金を払ったりして、要請していたりすると始末におえない。真実と嘘が入り乱れて、事態がこんがらがると、自分には関係ないと、理解を放棄する人も出てくる。
それで議論が成立しなくなったりすることがあり、問題だ。さらに言えば、意図的に事態を複雑にすることで、議論の不成立を狙う輩も存在する。嘘を重ねることにも、それなりの合理性があるわけだ。
メディアに出ている情報は、そのロジックだけではなく、情報発信者の意図まで推し量らないと、真偽がわからない。
メディアリテラシーをつけるには、こういうことを頭の片隅においておくのが前提と思う。
いろいろと難しい・・・などと考えた。
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きょうのことわざ Today's Proverbs and Sayings
If you can't say anything nice,
don't say anything at all
(もし良いことが言えないのであれば、何も言うな)