胡蝶語り

shioumiの日記みたいな語り まあまあ日刊

6月1日 晴れ 福について

ゴールデンゴールドという漫画を読んで、「福というものは、外から来るのか内から来るのか」ということを考えた。

 

外から来るというのは、福の神みたいな存在がいて、その神様に好かれるか、助けてもらえるかどうかで福を掴むかどうかが決まるイメージ。内から来るというのは、例えば生まれつきでその人の福の量が決まる、という考え方。

 

福をつかめるかどうかというのは、その人の生まれたスタート地点や、運によるところも大きい。そう考えると福は内から来るかも知れないけれど、けれどそれだけでは足りなくて、その人が努力を通じて身につけた能力や、日頃の行いも、福をつかめるかどうかに影響しているはず。逆に生まれ持ったアドバンテージを、日頃の行いで帳消しにしてしまうこともあるだろう。ということは、福というのは外から来るもの・・・ということなのかも知れない。

 

「禍福はあざなえる縄のごとし」という言葉がある。禍いも福も一本の縄のようにして一緒にやってくるという意味の言葉だ。僕はこの言葉を割と真実だと考えていて、良いことと悪いことはだいたい一緒にやって来る。というより、物事には常に良い面と悪い面があり、良いことがやってきたと考える人はたいてい悪い面を見逃しているし、逆に悪いことばかりだと考える人は、良い面を見落としている。そんなものだと思うのだ。

 

世の中には、一緒にやって来た悪いことも、知恵と機転と工夫で良いことに変えてしまうような人もいる。内からやってくる福も、外からやってくる福も、柔軟に取り入れられるようなひとが、けっきょく最強なのだ。