胡蝶語り

shioumiの日記みたいな語り まあまあ日刊

8月15日 晴れ お盆

 

お盆。

 

お盆なので帰省と旅行を兼ねて移動。ここ数日は外泊している。お気楽ご気楽な珍道中のはずだったが、台風10号の話題と動き一色で、毎日台風さまに祈るようにして移動している。

 

ニュースも台風一色。そういえば台風一色と鎧袖一触は音が似ている。似ているなと思っただけで、特に何も思いつかなかった。

 

 

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 お墓を参るのは毎年欠かさないようにしている。ご先祖さまがいなかったら間違いなく僕は存在していないので、その感謝の気持ちを一年に一度くらい表しておくべきだと考えているためだ。

 

その理屈から言えば親にもその気持ちを日々伝えるべきなのだろうが、生きている人間にはこまごまと生活があるので、感情的にそうした感謝は伝えにくいこともある。けれど、泉下の人になら気兼ねなく伝えられる。

 

僕は義理堅い人間でも、折り目正しい人間でもないと自分自身を評価していて、むしろ謙虚さに欠けるぐらいだと考えている。だから、墓参りぐらいは、押さえようとしているという思考だ。

 

お墓は死者よりも生者のためにある。死者を悼み、忘れないようにする儀式的なオブジェクトであり、自分もまた死ぬのだということを思い出させてくれる装置でもある。年に一度、死者を迎えるこの儀式風俗は、日本の個人の精神を作りあげるのに、とても重要な役割を果たしているといえる。

 

・・・たとえ、具体的な行動が、ただの宴会と区別がつかなかったとしてもだ。うん。