胡蝶語り

shioumiの日記みたいな語り まあまあ日刊

8月14日 晴れ "SORRY FOR THE INCONVENIENCE ......."

 

富山県から新潟県上越市までトンネルが26本あった。良くこんなに掘ったな。

 

 

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政治に関わることはあまり書きたくないけど、ぐっとくるツイートを見たので。

 

 

日本は夏休みだけど、香港では自治を求めて、空港で非暴力の戦いが続いている。

 

 

◯ ざっくりとした経緯 ◯

逃亡犯条例の改正案が香港立法会に提示、検討された。この法案は一国二制度を事実上骨抜きにするという認識から、2019年6月より香港でデモ開始。誇張ではなく100万人規模のデモへと成長した。これを受けて行政府は改正を先送りにしたものの、改正案の廃案までを目指しデモが続いている。香港は歴史的経緯から150年以上英国統治下にあったため、香港人には民主主義的な感覚が身についている。1999年の香港返還時には香港と中国本土とで、政治意識・経済的に差があったため、香港と中国とで制度を分ける一国二制度が採用された。なお、アンケートによれば、香港人は自身らを中国人だとは認識していない。

 

 

(フライトが止まり、ご不便をおかけして申し訳ない。わたしたちはいま、自分の故郷の未来のために戦っているところです)

 

ぐっときた。

 

中国警察が本土から乗り込み、地下鉄駅に催涙弾を撃ち込んだりしているため、現在香港デモは空港で行われている。外人が集まる場所でデモをすることで、世界の注目を集め、中国政府が天安門事件の再来にならないような対策だ。スマートなやり方。

 

プロ運動家が扇動しているわけでもない。自治を求めた、本当のデモだ。普通の若者が命を張っている。このため香港へのフライトが止まっているけれど、そのくらいなら安いものだと思う。

 

 

香港のデモは真に民主的で本質的な活動だと思うのだが、いまや大国になった中国を恐れて各国ともに積極的な支援は見せていない。積極的に支援できない事情も、わからなくもない。でも起こっていることは知るべきだし、情報を共有することくらいはできる。

 

ところで、見逃せないことに、日本の左翼はこの運動に対して沈黙している。左翼の旗印は庶民の自由な生活を守るものじゃなかったのか。共産党社民党などの日本の左翼が、どういう性質の団体になってしまっているか、よくわかる。期せずして香港のデモが試金石になったことは、記憶に留めておいていいと思う。