胡蝶語り

shioumiの日記みたいな語り まあまあ日刊

6月30日 雨 一石二鳥を狙う時代

 

今日は全国的に雨。外出の予定を取りやめて、引きこもることに決めた。

 

ごろごろしすぎて体が痛くなった。何かをする気力がわかなかったけれど、本を読んだら少し気力が回復した。それは作家の読書日記で、自由人の平坦な日常。想像力というか夢想力がすごかった。

 

そういえば、これまで作家という人種にリアルに会ったことがないことに気がついた(だから何)

 

 

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今日読んだ本に、何かをするときは一石二鳥、できれば一石五鳥を狙いたい、と書いてあった。

 

やっぱりぶち抜いていく人はこうやって最小の労力で最大の効果を狙うものなのだなあと感じた。

 

僕も会社員なので、心当たりがある。仕事ですぐ上から降りてくる指示は単純で1目的に対して1アクション。けれど、ごくまれに降りてきたトップから業務指示がおりてきたとき、その指示は、ひとつの行動で複数の効果を狙った指示だった。

 

そういう指示は、一見突飛だ。でもよくよく考えると、合理的だった。

 

そのとき、将棋指しに似ていると感じたのを覚えている。5手先のいくつかの局面を見据えてみると、次に複数の局面に対応するための、ぱちりとはまる一手が存在する。その一手のようなものだ。

 

 

 

昔にくらべると環境も変わっている。

 

昭和や平成ではひとつのことを追求していれば良かったけれど、ITやAI技術で職業の枠組みも変わろうとする時代だ。商品のライフサイクルもぐっと短くなった。選択肢が増えたかわりに、ひとつの選択肢の寿命も短くなったのだ。

 

だから、ひとつの目的のためにひとつの行動をしていたら、とても追いつかない。ワンアクションで複数の効果を求めて動かないと、リスクヘッジも足りない。そんな時代の成功者が、一石五鳥を唱えるのも、自然なことだと思われる。

 

僕も時代になるべくついていけるように、一石二鳥を求めていきたいと考えた次第。なんというか、時代を生き抜く人生ゲームの難易度が、前時代よりあがってきた気がする。