胡蝶語り

shioumiの日記みたいな語り まあまあ日刊

6月6日 曇り 幸せは石磨き

今朝通勤電車で読んだ本に、良いことが書いてあった。幸せとは石磨きのようなものだと。

 

幸せは見つけるものではなくて、育むイメージのもの。たとえば、手頃な石を拾って、磨いてみる。磨けば光る石がある。そういうものが幸せだと。磨いてみて、光らなくても、磨き方がわかる。そうすれば次の石を磨くときに経験があるので有利になる。より上手に磨けるだろう。そして、磨く石はどこか遠くにあるものではなく、そのへんに転がっている石でもいい。大きい石でも良いし、小さい石でもいい。小さい石は磨きやすいがきっと飽きやすいし、大きい石は磨きにくいが飽きにくい。磨く石はひとつだけに定めるのでもなく、いくつもあったほうが楽しいだろう。生きていくなかで環境も人生も変わっていくものなので、磨く石はいくつもあったほうが安全で、楽しく生きられる可能性が高くなる。

 

でもたったひとつの巨大な石を磨き続ける人生も悪くないだろう。それはそれぞれが好きに選べばいい。きっと一番大切なことは、とらわれないことなのだろう。石はひとつじゃなくてたくさんある。苦労して磨いた石も、そのうち飽きるかも知れない。大きい石も、小さな石も、きちんと磨けば光ってくれる。そんなことが書いてあった。

 

 

僕としては、なにひとつ反論するところがなかった。朝から一仕事終えたような気分だったが、そのままいつもどおり出社して、朝から意味のない会議に出て、帰ってきて今日は得るところがなかったなあとつらつら思っていたところに、そういえば朝一番に良いこと読んでたじゃん!って思い出して、いまこれを書いて、いい気分のまま寝ようと思う。