胡蝶語り

shioumiの日記みたいな語り まあまあ日刊

6月7日 大雨 目的をきちんと理解する

このブログは、頭が白紙の状態でパソコンに向かい、浮かんでくる言葉を書き留めることを自分に課している。絶対に何かをひねりださなけばいけない状態で、自分がどこまでできるのかを試しているのだとも言えるし、いつでも何かを語れるように訓練をしているのだとも言える。抽象的に言えばそういうことだが、やっていることはただキーボードを叩いて文章を仕立てていること。

 

 

こんな例でわかるように、低い次元ではただの単純作業だが、高い次元から見ると大きな目的のための作業であったりする。一見、同じ作業をしていても、作業をしている当人たちにとっては違う作業だということになる。実際のところ、1年ぐらい経過したあとでは、ただ同じ作業を繰り返していた人と、目的を持って作業をしていた人とでは、成果に大きな差が出ているだろう。

 

こんなたとえ話がある。男が3人、同じ作業をしていた。

一人目に聞いた。あなたは何をしているのですか?

「見ればわかるだろ。レンガを積んでいるのさ」

二人目にも聞いた。あなたは何をしているのですか?

「レンガを積んで、壁を作っているのさ」

そして、三人目にも聞いた。あなたは何をしているのですか?

「大聖堂を作っているんだ。1年後にはこの街も立派になるよ」

 

誰が一番成果をあげることになるのか、答えは明らかだ。

 

このたとえ話から得られる教訓は、「同じ作業をしていても、目的によって作業の意味がまったく変わってくる」ということだ。当然、最終的な目的がわかっているほど、作業にも軽重があることがわかる。そうすると大事な力の入れどころがわかるし、逆に手を抜くところもわかるようになる。つまり自分の持っている力を効率的に使えるということだから、成果も大きくなる、ということだ。

 

「目的をきちんと理解した上で作業している」というのは、多少の能力差ではひっくり返せないほどのアドバンテージがあるような気がする。日頃の仕事を振り返ってみても、目的を正確に捉えられる人は、実にてきぱきと仕事を進めていくように観察される。仕事の目的をしっかりと把握することに力を注ぐことで、仕事の効率をあげられそうだ・・・というのが、今日の結論。