8月12日 晴れ 大英博物館でマンガ展
夏休みが始まっている。
月曜日だが、レストランに行けば家族連れでいっぱいだ。
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大英博物館(British Museum)でマンガ展をやっている。
・・・とネットで知った。
フランスのルーブル美術館でも日本のマンガの原画展示があったりしたけど、今回は大英「博物館」なので、”美しさそのもの”ではなくて、マンガという文化について考察、展示がなされているようだ。
大英博物館は、入場がフリー(寄付の要望はある。あと確か館内ガイドが有料。1€くらい)で、館内の写真撮影が許可されている。
ゴッホのひまわりを始めとした名画もたくさんあるけれど、ロゼッタ・ストーンやローマ時代の石柱、水晶髑髏などが展示され、美術品の展示よりも、世界中の歴史と文化をより深く理解するための”コンテンツ”の展示に力を入れているように思える。
今回のマンガの展示は海外で催されるマンガ展示では最大のもので、世界中に広がっている日本のマンガが、いつ発祥で、どのように読まれているかを考察、展示している。
たとえば・・・
マンガのルーツは国際的であり、西暦1200年までさかのぼることができますが、今日の形態は、1920年代までに雑誌や新聞で連載された漫画から最初に登場しました。マンガの人気は20世紀を通じて発展し、現在では世界中に広まっています。マンガ現象はまだ拡大しており、アニメーション(日本ではアニメとして知られています)、アート、ファッション、グラフィティ、デジタルマルチメディア、ゲームが含まれています。
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マンガは数十億ポンド規模の業界であり、読者と視聴者に支えられています。日本のあらゆる年齢の人々、そして世界中でますます人気があります。スポーツから愛、ホラーから性的アイデンティティまで、何百ものジャンルがあり、誰もが楽しめる漫画があります。
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漫画の特に人気のある例は、尾田栄一郎氏による「ONE PIECE」です。これは、「Gum-Gum fruit」を食べた後に体がゴムになり、貴重な宝物、伝説のワンピースを求めて海賊船で世界を旅する少年の冒険を語っています。出版社の集英社で1997年に創刊され、現在も勢いを増しており、91冊の個別巻(単行本)を出しています。 ONE PIECEには世界中で4億4千万冊以上の部数があり、史上最高の売れ行きの漫画となり、ギネス世界記録にランクインしています。
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もともとは新聞、次に雑誌、単行本で紙に印刷されていたマンガは、現在デジタル化されており、さまざまな形式で、ほぼすべての言語で利用できます。人気があれば、そのマンガはアニメシリーズや映画になるかもしれません。
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漫画はさまざまな形式で制作されており、現在ではモバイルデバイス用に作成されたものも含まれているため、読み方を自由に変更できます(ケータイマンガ)。<中略>形式には、主に新聞や携帯電話で見られるシンプルな4コマ漫画(yonkoma)、連載漫画雑誌(shukanshi、gekkanshi)、および特定の漫画または作家の個々の本(tankôbon)が含まれます。同人誌や、独立して出版され、ファンが作成した漫画(同人誌)もあります。
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少年マンガは若い男性を対象としており、アクションとアドベンチャーに焦点を当てる傾向があり、少女マンガは若い女性を対象としており、ロマンスと人間関係に焦点を当てています。ただし、ストーリー、テーマ、主人公の性別のクロスオーバーが増加しています。少女漫画には、「男の子の愛」またはBLとして知られる男性の同性愛関係の物語を含めることができます。
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An introduction to Manga – The British Museum Blog
より。google翻訳、一部修正
さらに展示では具体的な作品があげられ、分類も少年・少女漫画以外もより細かく8種に分けられている。北斎の展示や漫画の歴史も触れられていて、学術的に網羅されていて、ボリュームを感じる。なお展示キュレーターはNicole Rousmaniereさん。
やはり人文分野の文化考察は、欧州が一番だなあと思った。サイトを読むだけで自由研究の宿題が終えられそう。(宿題ないけど。社会人だから)
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きょうのことわざ Today's Proverbs and Sayings
It is not fair to ask of others
what you are unwilling to do yourself
(自分がやりたくないことを他人に頼むのはフェアじゃない)